ゲート通過、以上・・・。

セーフティファーストな車検を推奨する さのりです。

 

整備士目線で主観を綴ります。

 

久しぶりにズドンッと要望されました。

『 車検通れば良いです。お金掛けたくないです。』

けっこう危険な状態だから整備した方が良いって事と、車検整備時に整備する事が得である事もお伝えしたつもりですが、返答に変化は起きませんでした。

 

納車時には、

「 車検制度をクリアする程度の整備で済ませました、不具合が起きたらその都度修理してくださいね。」

分解記録簿のCOPYを添えて、そんな風にお伝えしました。

どっかのタイミングで安全を求めて欲しいし。

 

下の画像はあくまで参考ですが、今回車検を終えたクルマのと似ています。

こんなのでもブレーキの制動力は基準をクリアしました。

クリアしちゃった、って表現に置き換えたいくらいです。

 

       いつかの参考画像です。

 

” 車検 ” って検査基準のゲートを通過した、って表現でも良いかな。

通過した時は基準内だった、とでも思ってください。

そこに安心は感じれません。

 

私見ですが、整備士に、

『 ” 車検 ” ってどんな商品ですか? 』

って尋ねると、返答に困ると思います。

 

☆ 安全性を回復・維持するための整備をする商品

☆ 危険を予防する整備をする商品

☆ 快適を欲求する整備をする商品

☆ 税金の回収・・・

☆ + α

 

おそらく、” 検査だけ  ” を車検と表現する整備士って極限に少ないと思うのです。

そう願いたいし、ごく自然に安全・安心に貢献しているもんだから、整備を施す大前提なんです。

走らない、も困るけど、曲がらない停まらないに関しては、命を失う・奪う事態に直結する恐れが有ります。

それは運転者だけじゃなくて、同乗者も、クルマの進行方向に居てしまった方まで。

さらに言えば、あと数メートルで回避出来たのに・・・ なんて場面も有るでしょうよ。

だからゲート通過だけを目的にするのは抵抗があるんですよね。

 

安全運転で生じている視えない幸せが、自分のどれくらい周りまで波及しているだろう。

分かりづらいな。

安全性も視えるもんじゃないしな。

そこに整備が貢献出来ている事って多いと思います。

まぁ、分かり良い金銭面で追いかけるのも仕方ないとは思います。

だけど、安全・安心に必要な整備が有るって意思表示をしておきますね。

伝わってくれぇ~。

 

みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/

 

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