スタッフ佐藤の 『車と無関係かもしれない話』022
スタッフ佐藤の 『車と無関係かもしれない話』
第22回 《余計な事から生まれるモノ》
最近、エンジンがかかっている時のキュルキュル音が発生していた車両がありました。
いわゆる「ベルト鳴き」というやつです。
確認したところ、エアコンベルトが緩い感じです。
少し調整しようと思い、固定しているボルトを緩めると・・・
「グニャッ」という感覚と同時に折れてしまいました。
軽自動車では、たまーに発生する「面倒くさい状況」であります。
しかも、もう一本のボルトもカジっている状態で当然のポキン!
対象物のコンプレッサーがアルミ製なので年数が経過している場合は適切な方法で緩めるようにしております。
それでも折れるもんは折れるのです。仕方ない。
今回は緩み始めから、ボルトの『ねじれ』を察知したのでボルト交換を目論んでの作業に方向転換です。
残ったボルトを除去するのがかなり面倒ですが・・・
ボルトのねじれ具合・・・24年くらい前、専門学校の授業でわざとボルトをねじ切ってイヤな感覚を覚えた記憶は未だに鮮明。
赤丸が折れた2箇所で支点の固定側、黄丸はあまり折れない調整側です。
この3本がしっかりと締め付けられていないとベルトが緩みます。
この車両は締まっているようで、ねじれているボルトだったので今後のためにボルトを交換しました。
(再発しないように、秘密のおまじないもしております)
同時にエアコンベルトも交換しました、いわゆる《Vベルト》という形状のベルトですが、最近は見かけなくなってきました・・・
最後に、下の画像に注目です。
コンプレッサーを寄せないと見えないブラケット固定ボルトです。
上下それぞれ2本ずつひっそりと存在しております。
ここが意外と緩んでいる例がありますので注意が必要です。
今回は・・・少し締まりました・・・
このブラケットが微妙に曲がっていてベルト鳴きが発生する例もございますので、奥が深いエンジンであります。
以上
スタッフ佐藤の 『車と無関係かもしれない話』
第22回 《余計な事から生まれるモノ》でした。
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