【整備屋さん】不スッキリ。

7ヶ月前に車検を取ったクルマにトラブルが起きました。

ちなみにブレーキオイルはバキューム式で4輪の末端から交換済みです。

 

後輪のブレーキが引き摺り気味で発熱、大事に至る前にお客様が異変に気付いてくれたので助かりました。

” 軽くブレーキを踏んだまま走行していた ” って例えれば分かり良いでしょうか。

分解してみると、本来はスルスルと摺動するピストンが半固着していました。

グリスとブレーキオイルの劣化が起因したと判断しました。

 

 

元々、組み込まれた時のグリスの量が多かったのだろうか?

それにしたって、ブレーキオイルを交換すればホイルシリンダの中はキレイにされていると思っていました。

車検時にはブレーキオイルを交換しているので、現状を見た時は驚いたのですが・・・

思い込みが強かったかも知れません。

 

         イメージ図

 

ほとんどのホイルシリンダは流入口と吐出口の距離が近いです。

そもそも容積が少ないんだけど、も~ちょい離して欲しいかも。

イメージ図を参考にすると、隅っこのオイルは動きづらいはず。

だとしたら、オーバホールしないとスッキリにはならないって考えます。

 

なかなか巡り合わないトラブルでもあり、費用の問題もありますから、簡単にご提案する整備とは言いづらい。

今後はこの部分の摺動具合に注目を強くしてみようと思いました。

いずれ、不具合・違和感には早めの点検を依頼していただければ幸いです。

 

みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/

 

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