【保険屋さん】優先意識。
ドライブレコーダを付けて欲しいです。
いろんな想いを抱いて到着した事故現場は、見通しの良過ぎる交差点。
信号機も停止線もない、私の言い方だと ”飛ばしてしまう ” 道路でした。
当社から 1時間程度離れた現場のため、警察官と相手当事者は帰っていて、鼻先を削がれた愛車が痛々しくレッカーを待っていました。
お客様は放心状態の様子なので、代わりに母親と話す。
『 (進行方向左側から)軽トラが猛スピードで交差点に近づき、自分は減速したけど間に合わなかった 』
『 接触した軽トラは横回転して停車した。(進路と反対を向いて)』
了解です。
左方車両優先、ってワードがあります。
ソコを捉えると当社のお客様の責任が大きくなります。
次は、どの時点で危険を予測したか? そして、減速(危険回避行動)したか? です。
ココは左方とか関係ありません。
そして、それを客観的に示せるかどうか?
大事な部分なのです。
おおよそ想定出来ると思いますが、こんなに見通しが良い交差点なのだから、本来ぶつかるワケないのです。
だとしたら?
私の主観です。
左方車両優先ですから、当方のお客様の責任は否めません。
でも、お互いに譲り合いの意識は必要です。
軽トラが走りなれたであろう道路をぶっ飛ばしてて、右側からクルマは来てるけど、このスピードなら突き抜けれるだろう。相手が避けるだろう。
そんな意識は有ったと想像します。
(※ 最後、私が現場に残って片付けをしていたら農業スタイルの方が来て、こちらを訝しそうにジロジロ見るので、「関係者さんですか?」って質問したら当事者でした。どこか迷惑そうな顔つきにも見えたし、「身体大丈夫ですか?」って質問したら『 今はなっ! 明日は分がらねどっ!』と語気を強く放つので、印象は悪く、その後会話を避けました。)
下の画像で路面を見ると確認出来ますが、スリップして回転したタイヤ痕が視られます。
さらに左側前後のタイヤが衝撃でパンクしているので、アスファルトが削られた痕跡もありました。
交差点に相手車両が接近しているのに、それだけのエネルギーで通過しようとした。
そう予測してしまうと、当方のお客様が気の毒に思えます。
保険屋さんとしては主観を押さえないといけないのですが。
この事故がどう着地するかは未定ですが、クルマ屋さんと保険屋さんのハイブリッドで貢献したいと思います。
そして、保険で賄えるのはお金の部分で、時間的・社会的なストレスはお客様ご自身の負担になってしまいます。
今回のケースも例に漏れず、大きなストレスを産んでしまうでしょう。
当事者間で言ってることが違うなど、事実が不透明な場合は解決が遠くなります。
ドライブレコーダの画像は、減速した場所や接触した位置を教えてくれます。速度だって逆算出来ます。
安全運転の啓発とストレス抑制のためにも、ご検討いただきたいです。
みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/
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