【保険屋さん】鏡の中の責任。
クルマ屋さんと保険屋さんのハイブリッド、さのりです。
先日、こんな事がありました。
単独事故の修理依頼を受け、『 車両保険は入ってるけど免責(自己負担金)が5万円だって言うから保険は使わない。 』と。
損害の見た目から、「 確かに(保険は)使わない方が良さそうですね 」 って、判断してクルマをお預かりしました。
お客様は、縁故で他社に自動車保険加入されているので、代理店さんと相談された上の判断だったのでしょう。
ところで、” 事故有り係数 ” って等級の割引率に影響を及ぼすルールが発動されてからは、保険の行使判断が難しくなりました。
同じ等級でも、保険料に 26% 程度の差額が出ます。ただでさえ 本来の等級に戻るまで4年かかるのに、そんな係数でさらに保険料が高くなる。
少なくとも4年は差額が発生しますよね、そして等級が上限に達するまで差が残るのが事実です。
だから、大きな単独事故とか、賠償責任が発生するケースでしか使えない、って印象に変わったんですね。
等級が上限の契約くらいでしょうか? 行使しやすいのは。
将来に渡る保険料差額のシュミレーションをして損害額と照らし合わせる。そして、今後のカーライフを鑑みて、総合的に判断する必要が代理店に課せられています。
当社の場合は、BODY修理・鈑金塗装も手掛けていますから、保険を使う/使わないの瀬戸際だと、修理方法・工法や工賃で調整するなど、選択肢を並べて 最善策を求めます。
ただ、今回のお客様の保険証券を確認させていただくと・・・
免責(自己負担金)が0円、等級が上限に達している3年契約でした。
「 もし 私なら保険行います。理由は・・・ 」ってすぐに連絡をしまして、数分後には『 保険使うよ。 』って返事が来ました。
まぁ当然の軌道修正でしょう。
修理を終えた2日後、お客様が来店されて 『 バッチリ修理してくれたね 』って笑顔で仰っていただきました、嬉しいもんですね ♪
「 ところで、保険会社から連絡来ませんけど、代理店さんに伝えましたか? 」って言うと、『 代理店が、修理工場から保険会社に連絡するから大丈夫 』って言ってたと。
あら・・・ この代理店さんって何のお役に立つのだろう?
「 じゃあ、お前さんはどうなんだい? 」 って自分に問うてみました。
私も忙しい意識で雑な対応をしている時が有るなぁ、なんて反省することがいくつか思い出されました。
どう在るべきか、どう成していくべきか。
律することが苦手な私ですが、欲求する未来を呼び込むために、襟を正そうと思いました。
みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/
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