ラインオーバー。
クルマ屋さんと保険屋さんのハイブリッド、
損保プランナーの さのりです。
「 サイドエアバッグもあって良かった。 」
そう感じさせられる事故に対応しました。
対向車のスリップによるセンターラインオーバー。
被害者のお客さまは衝突時の記憶が薄いそうです。
その方が好都合かもしれません。
事故です、故意じゃなかったはずです。
でも、家族がこんな被害に遭ってしまうと平常心もラインオーバーしちゃうでしょうね。
事故現場に到着した旦那さんを見てて、とても切なくなりました。
奥さんはすでに病院に搬送されてて、ケガの程度も分からなければ声も聴けない。
タイヤが回らなくなった、まったく修復できそうにないクルマの荷物を確認して、
『 まいった、やばいな、どうすれば良いんだ? 』
繰り返される、無意識が発しているであろう言葉。
「 現場はオレが片付けるから病院に行って 」
私の言葉も聴こえないのか、クルマの積み込みも手伝って、散乱した部品を拾い集めて、素手で。
それからようやく病院に向かってくれた。
奥さんを想う強さが、その所作となったのかな?
1ヶ月近く経過したけど、解決なんてしていない。
他人には分かってもらえない違和感と戦って、職場を休みながらの通院を強いられている。
代替え車両も、自分たちで用意しないといけない。
100% 相手に過失がある事故だとしても、被害者側の自己負担とか自己犠牲は大きい。
日常生活のラインを取り戻すには、まだまだ時間がかかると思われます。
『 まさかウチのカミさんがなぁ・・・ 』
過失の無い運転をしていても、事故に遭い得る。
そんな教訓すら他人事であってほしい、ホントは。
信号が黄色になったら、アクセルを抜こう。
右左折時は巻き込み確認ができる速度で曲がろう。
そんなちょこっとした意識付けでも良いと思います。
他人の数だけ価値観も違う、道路上はそんなもん。
どうかみなさん、ご安全に。
みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/
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