【車検整備】痛哭。

クルマの最期通告。

私たちにはそんな役割もあります。

判断材料の大半はフレーム(骨格)です。

外見は大丈夫そうでも、満身創痍ではなくても、衝突時に搭乗者さんの身体・命に関わる可能性が有る強度不足は見逃せません。

これまでよく踏ん張ったな、って状態で走っていたクルマも診てます。

 

今回は、車検整備で入庫したクルマ。

リフトアップして数分でお客様へ通告しました。

「 愛情を以って言います、諦めて欲しいです。」

フレームの各部で、自然に穴が開くほど腐食し、ハンマーで叩いても金属らしい反響は起きません。

他にも大きな出費を伴う修理箇所が有り、判断に迷いはありませんでした。

 

 

どんな気持ちだろう。 即答のようで、わずかの沈黙。

『 廃車してけれ 』 って言葉に、安心と切なさが共に表象した感じがします。

『 仕事なんねくて申し訳ねがったね 』と気遣うお客様に、

( この通告がすごくツラい仕事なんですけど。)って言葉を飲み込んで、「 いえ、廃車まで任せてください 」って。

 

永くたくさん貢献するためには避けれない通告。

安全を守れたって意味にフォーカスして、以降のご用命を期待します。

 

みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/

 

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