ためらうアピール。
スーパーに並ぶ野菜たちが、さっきまで土まみれだったとは思えない。
シュパッとした瑞々しい現在に、脳内が都合の良い味覚の予兆で占有されるからかしら?
そして畑では、ミョウガがどんな姿で収穫を待っているかなんて知らない。
土の上だろうけど、ぶら下がってるのか? 陽に向かって伸びてるのか?
そんなもんだから、農家さんが来社されるたびに「 へぇ~ 」が連発される。
『 おめぇはクルマだけ知ってればやぁんだものな 』も連発されます。
『 ミョウガは酢漬けにすると、美味しくてパクパクいぐべ? 贅沢だけどな。』
どうやらそれだけ単価が高いらしい。
『 パセリは畑の手前に植えるなだ、旬の瞬間をちぎって食えるし、見えねぐなる。』
どうやら食べ頃の変化が早いようで、畑の中では背丈が低いんだろうな。
整った結果しか知らない私は、切り身が海を泳いでいるイメージをする子供と大差ないのかも知れない。
生産者として、尽くした色々な手間や想いには評価が欲しいだろうなと思います。
商品に苦労話を添えたくなるのは、そんな意味も含まれているだろう。
ソコだけ捉えると自分も似てる部分に気付く。
コーヒーのCMで、『 修理ってのは誰が直しても同じじゃないんだ 』ってフレーズがありました。
深く目を閉じ首が左下に傾く。
そこから先をアピールして明らかにするべきか、黙って尽くせば良いのか、考えちゃう部分でもあります。
傷ついたボディパネルをペタペタ塗る代わりにいただいた、想いの込められた新鮮な野菜たち。
さっそく嫁さんにミョウガをピクルスにするようお願いしました。
料理だって、誰が作っても同じじゃない。
期待しちゃいます。
みなさん快適なカーライフを (o’∀’o)/
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